川井書生の見聞録

映画評論、旅行記、週刊「人生の記録」を中心に書いています。

古き良き小江戸。埼玉県の川越で江戸明治の町並みを味わう(書生の旅行記15)

 10月1日より地域クーポンが配布されることとなり、一層活気付き始める観光業。テレビやCMなど、メディアではGoToトラベル特集が行われ、人々の旅行意欲を刺激する。僕も刺激された一人で、11月の半ばに「小江戸」と呼ばれる埼玉県の川越へと行くことにした。

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映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』における良心

 今週のお題「最近見た映画」。と言うことで、大学生4年間で2000本近くの映画を見た僕が、最近見た『コンフィデンスマンJP プリンセス編』を脚本の観点から考察してみる。

 なぜ、脚本の観点から考察するかというと、この映画は脚本家・古沢良太のエッセンスがよく見られるからである。特に「良心」というテーマがよく表れている。

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ノーラン風「007」 映画『TENET/テネット』を解剖してみる

 今週のお題「最近見た映画」。と言うことで、大学生4年間で2000本近くの映画を見た僕が、クリストファー・ノーラン監督の『TENET』を見た感想と考察を書いてみる。

 『鬼滅の刃』のヒットは様々な先行作品から影響を受けているからと言われているが、それはクリストファー・ノーランの『TENET』にも当てはまる。物語のジャンルや構成は既存の作品からの影響を多分に受けている。だがそれに加えて、この映画はノーランのエッセンスをも含んでいるからこそ、オリジナリティに溢れているのである。今回はこの映画を3つの点から考察してみようと思う。

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会社を辞め英語留学をする予定の25歳①ーオンライン留学準備編ー(2020年10月)

 新卒で入社した会社を辞め、留学をすることに決めた僕。しかし、その意向を会社側に伝えて間もなく、新型コロナウイルスが流行。僕の海外留学は先の見えない延期となってしまった。だが、思い立ったが吉日。僕は会社を辞め、海外渡航が可能になるまではオンライン留学で英語を勉強することにした。

 僕と同じように英語を勉強している方、これから勉強しようと思われている方、共に頑張りましょう!

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煉獄杏寿郎の役割 映画『鬼滅の刃ー無限列車編ー』

 あの大大人気の映画の感想を書こうと思う。その大大人気の映画とはもちろん『鬼滅の刃ー無限列車編ー』。これは大学生の時に映画を専攻し、大学4年間で2000本近く映画を見た僕の感想と考察である。

(※もし本記事を引用・参照される場合は参考文献または注釈として記載をお願い致します。)

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早稲田卒業生の大学受験法と参考書ー世界史編ー(書生の勉強記事3)

 現役時代、センター試験がボロボロで浪人を決意した僕は、これからの1年早稲田大学文学部の合格証を手にするまでは、たとえ友達から遊びの誘いがあっても、勉強に専念することにしました。

 そして、一年後には早稲田大学文学部の合格証を手にした自分がいました。これは、ある私大文系志望の受験生がどのような参考書を使って、どのように勉強したかの紹介です。第3弾は世界史の参考書の紹介となります。

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早稲田卒業生の大学受験法と参考書ー国語編ー(書生の勉強記事2)

 現役時代、センター試験がボロボロで浪人を決意した僕は、これからの1年早稲田大学文学部の合格証を手にするまでは、たとえ友達から遊びの誘いがあっても、勉強に専念することにしました。

 そして、一年後には早稲田大学文学部の合格証を手にした自分がいました。これは、ある私大文系志望の受験生がどのような参考書を使って、どのように勉強したかの紹介です。第2弾は国語の参考書の紹介となります。

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早稲田卒業生の大学受験法と参考書ー英語編ー(書生の勉強記事1)

 現役時代、センター試験がボロボロで浪人を決意した僕は、これからの1年早稲田大学文学部の合格証を手にするまでは、たとえ友達から遊びの誘いがあっても、勉強に専念することにしました。

 そして、一年後には早稲田大学文学部の合格証を手にした自分がいました。これは、ある私大文系志望の受験生がどのような参考書を使って、どのように勉強したかの紹介です。第1弾は英語の参考書の紹介となります。

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文明開化の港町、神奈川県横浜の文化と海運を知る(書生の旅行記14)

 「コクリコ坂から」を観て、開港以来日本の玄関口であった横浜という港町に惹かれてしまった僕。映画の主人公たちが暮らしていた洋館を見てみたい思い、山手を訪れるが、コロナ対策で生憎の一部見学のみにとどまる。出だしで躓いた僕は、全体を見学できた文学系の記念館に足を運ぶ。そして「コクリコ坂から」に一瞬だけ登場した日本郵船の「氷川丸」を見に行く。

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Go To 北海道1800kmの旅⑤ー知床編ー(書生の旅行記13)

 Go To 北海道の7日間も残り2日。旅の終盤を飾るのは北海道が誇る世界自然遺産・知床。僕は知床八景を中心に、じっくりと知床を堪能するつもりだったが、この2日間は生憎の悪天候。知床五湖の景色は分厚い雲に台無しにされ、知床岬のクルージングは高波に遮られた。それでも北海道の果てに存在する自然を、全身で感じることができた。

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Go To 北海道1800kmの旅④ー釧路・阿寒摩周国立公園編ー(書生の旅行記12)

 Go To 北海道も折り返し。道央を周遊していた僕は、いよいよ道東へ。釧路→阿寒湖→屈斜路湖→摩周湖→知床と国立公園をホッピングする。道東の大自然はよりアイヌ文化と密着したものであり、珍しい観光地が沢山あった。

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Go To 北海道1800kmの旅③ー美瑛・大雪山編ー(書生の旅行記11)

 Go To 北海道3日目。北海道の政治経済の中心を出発した僕は、150kmかけて美瑛に行き、自然が創り出す美しい色に圧倒された。その後、僕は80kmかけて日本最大の国立公園である大雪山へとタンクを走らせた。4日目は、大雪山にある層雲峡が創り出す美しい景観に圧倒されながら、100km以上先にある十勝へ山を下っていった。

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Go To 北海道1800kmの旅②ー積丹半島・小樽・札幌編ー(書生の旅行記10)

 登別洞爺湖を満喫した僕は、相棒のタンクとともに国道230号線を積丹半島の方角へと走った。途中、羊蹄山を通り過ぎ、目的地の積丹半島へ到着。積丹ブルーと評される海は誠に絶景だった。その後、僕は2日目の宿泊地である札幌へと向かう。途中、小樽に足を止めながら・・・

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Go To 北海道1800kmの旅①ー登別・洞爺湖編ー(書生の旅行記9)

 せっかくのGo To トラベルなので、思い切って遠くに1週間くらい行くことにした。四国や九州を周遊したり、屋久島に行くことも考えたが、猛暑の日々から逃れたいと思い、北海道に行くことにした。函館に入ったことがあるので、今回は道央と道東を旅した。あまりにも広い北海道を縦横無尽に駆け抜け、総移動距離は1800kmに達した。それは青森から長崎までの車を運転した距離に匹敵する。

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南アルプスの秘境を探検!静岡県大井川鉄道の旅(書生の旅行記8)

 最後の青春18切符で、兼ねてより行きたかった秘境に足を運ぶことにした。それは我が家のある藤沢から片道6時間かかる列車の旅となった。列車は、山を潜り、川を越え、崖を走り、湖を渡った。その合間合間に見える景色は、日常では味わえぬものであり、まさにジャングルクルーズのような冒険であった。

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