新卒で入社した会社を辞め、留学をすることに決めた僕。しかし、その意向を会社側に伝えて間もなく、新型コロナウイルスが流行。僕の海外留学は先の見えない延期となってしまった。だが、思い立ったが吉日。僕は会社を辞め、海外渡航が可能になるまではオンライン留学で英語を勉強することにした。
僕と同じように英語を勉強している方、これから勉強しようと思われている方、共に頑張りましょう!
⑴ 英語留学を決意
会社に留学をする意志を伝えたらパンデミック!
社会人になって英語に触れる機会が増えたこともあり、僕の中で英語に関する興味が徐々に増えていった。元々、就職するか大学院に進学し映画研究を続けようか迷った身である。研究者の道を進むのであるのなら外国語の習得は必須であった。最終的に僕は就職を選択し、映像制作会社に入社した。だが、そこでも映像の英語版を制作したりと、英語に関わる機会が学生時代に比べ激増した。
日に日に英語ができるようになりたいと思うようになるにつれ、留学エージェントや語学学校を調べるようになっていった。仕事の傍に留学の準備を進めていき、僕は留学エージェントと語学学校を絞り、留学の時期も具体的になってきた。
留学費用も貯まってきた2020年の2月頃。僕は尊敬している直属の上司に留学の意志を伝えた。流石にこの時は緊張したが、上司は色々と親身に話を聞いてくれたり、上司の昔話を聞かせてくれたりした。僕は上司に話した後、社長に話を伝え、退職の方向で話を進めていった。
あっという間に桜が咲き始める季節になっていた。今年は花粉が日本中を襲うとともに、新型コロナウイルスが世界規模のパンデミックをもたらした。世界各国は人の移動を制限し、ニューヨークやロンドンはロックダウンを行い、留学どころではなくなってしまった。
緊急事態宣言下、もはや海外どころか国内の移動も難しくなってしまったので、僕は留学の時期を先に延ばし、退職のタイミングも延期した。
1年間の留学スケジュールをプランニング
しかしながら、夏になっても一向にコロナが収束する気配がない。僕は現地に行く留学からオンライン留学に切り替えることにした。DEOWという留学エージェントを利用し、海外に留学できるようになるまでの間は、DEOWオススメのフィリピンの語学学校CIPでオンライン留学をすることにした。
一応、現時点では490点だったが日本の大学生の平均点が580点だそうだ。これでは平均以下じゃないか。僕はオンライン留学を終えるまでにTOEIC600点、海外留学から帰ってきたらTOEIC900点を目標にすることにした。
⑵ 6年ぶりに英語の勉強を始めたのであった。
英語の勉強を始めるにあたり、4つの参考書を購入した。1つは「DUO3.0」という皆さんご存知の単語帳である。 僕が大学受験の際に使用した単語帳を使用せず、この単語帳を選んだ理由は、この単語帳にはカタカナで発音が書かれているからである。今回の目標は大学に合格することではなく、英語が話せるようになることであるため、発音も覚えられるような単語帳を選んだのだ。
2つ目の参考書は「Jump-Start!」という、リスニングを通して文法を学べる本だ。先ほど述べた通り、正しい文法を答えられるようになるよりは、英語が話せるようになることが第一義なので、耳でも覚えられる文法書を選んだ。
3つ目の参考書はTOEICの本である。僕がどれほど英語ができるようになったのかを測る基準がTOEICなので、このテストの勉強もしようと思ったのだ。しかし、この本はスコア490の人間にとって、リスニングは難しく、リーディングは普通だった。大学受験の貯金がリーディングではまだ生きているようだった。実力不足だったので、しばらくしたらこの本をもう1周しようと思う。
最後の1冊は趣味も兼ねて「ヘミングウェイで学ぶ英文法」を買った。ヘミングウェイの短編を読むことは、TOEICのリーディングに比べたらはるかに難しく、ゆっくり読まなければ理解ができないし、最後まで読む体力も必要だった。
コツコツと参考書を進めていき、各々の参考書が半分くらい進んだ時には、TOEICのスコアが555点になっていた。少しずつだが、実力が戻りつつあった。
⑶ 鬼滅の刃が我が英語学習を邪魔してくる。
僕がTOEIC推定555点を出した日は、世間で流行っている「鬼滅の刃」の最新作が劇場公開された日だ。なんとこの映画は初日の興行収入がダントツで歴代1位だったそうで、連日ネットやテレビで特集が取り上げられている。自然、僕は見たことのない「鬼滅の刃」に興味を持ってしまい、ネットフリックスでアニメを見始めてしまった。
案の定、一気に最終話まで見てしまい、翌日には本屋の開店前の行列に並び、原作漫画を大人買いしてしまっている自分がいた。その日は太陽が沈み再び太陽が昇るまでぶっ通しで漫画を読んでいた。
次の日には劇場版の「鬼滅の刃」を見に行った。平日のレイトショーにも関わらず映画館の座席は満員電車の如く埋まっていた。終映後にカップルや家族、学生、オタクなど老若男女がぞろぞろと映画館から出てきてくるほど盛況だった。
その後も、原作漫画を見返したり、ファンブックを読み込んでいたら、1週間の合間、英語の呼吸がおろそかになっていた。僕は罪悪感を覚えつつもなんとか英語に再び全集中できるようになった。しかしながら、次の推定スコアは565点とあまり伸びない結果となってしまった(それでも伸びていたことには驚いた)。
⑷ 1ヶ月英語を勉強してみて
僕の中で「鬼滅の刃」ブームが去り、勉強のペースを回復できてきた。10月末には単語帳と文法書を一周し、ああこんな単語もあったなあと少しずつ英語を思い出してきた。10月の末の推定スコアは600に達していた。なんとオンライン留学前にオンライン留学後の目標スコアに到達してしまったわけだが、これはあくまで推定。というよりこのスコアを信頼していいのか・・・?
11月からはいよいよオンライン留学が始まる。