川井書生の見聞録

映画評論、旅行記、週刊「人生の記録」を中心に書いています。

人生2度目の就職・転職活動②ーギャガ編ー(2021年5月9日号)

 これは26歳になった神奈川県在住の男性の人生記録「2度目の就活編」。英語留学をするために会社を退職したものの、コロナ禍によりオンラインでの英語留学を余儀なくされる僕。2021年になっても終息の兆しが見えないので、転職活動を始めることにした(オンライン留学は継続中)。※人生の記録は週刊になります。毎週日曜日の19:00に投稿しようと思います!

マスコミ就職完全ガイド2022-23

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⑴ ギャガの若手社員募集

 マスコミ業界であれば、多くの会社で新卒採用の募集対象に既卒も含まれていることを知った。なので、新卒採用をメインに転職活動を開始した。

 この時はすでに花粉症が舞うの季節。もう少ししたら桜も舞うだろう。全国紙の新聞社や在京キー局などは採用活動を終了していた。なので、私は新聞業界は地方紙、テレビ業界は制作会社、その他出版業界や映画業界も受けることにした。

 文化通信.comで映画業界の求人を探していたら、映画配給会社であるギャガが募集していた。中途採用ではあるが若手社員採用のようだ。3/5までに履歴書・職務経歴書・自己PR書を提出してくださいとのことだった。

www.bunkatsushin.com

 僕は数年ぶりに履歴書を書いた。2020年の9月に退職し、それから月日が経っているので退職理由に「英語留学のため」と付け加えた。職務経歴書は僕が以前の会社に入社した2018年4月から時系列で書いていった。自己PR書はESのように自分の経験を書いた。

 提出して間もなく、書類選考通過と不適性検査受験のお知らせが届いた。「えっ、適性検査じゃなくて不適性検査?」と不思議に思ったが、その理由はこの検査を受験して分かった。

⑵ 不適性検査とは?

 適性検査ではなく不適性検査。その表記に多少戸惑いながらも、ギャガから送られてきたwebページへアクセスする。

最初に能力検査を受けた。これは普通のSPIなどの適性検査と変わらないかった。強いていうならば折り紙を用意しておくといいかもしれない。展開図の問題が出るからだ。

 不適性検査と呼ばれる由来はその後の資質検査にあった。形式的には普通のSPIにある性格検査のようなもので、問題を解くというよりかは自分がそれに当てはまるか否かという選択を延々とするやつだ。

 しかし、この問題の内容が全くオブラートに包まれていない。「蕁麻疹は出ないか」「胃腸は弱くないか」「壊したくなる衝動はないか」など、性格というよりかは確かに資質を訊かれている問題ばかりであった。この検査は適性かどうかではなく不適性かどうかを調べているので、質問が直接的なのだろうか?

 ただ、「壊したくなる衝動はないか」と訊かれて「はい」を選択する人はいないだろう。たとえ、実際に衝動があったとしてもだ。その意味ではこの不適性検査はナンセンスに思える。。。

 ともあれ、電話にて合格通知が来た。そして「明日面接できますか?」と聞かれた。正直急だなと思ったが了承した。

⑶ WEB面接を受けてみる

 翌日、担当者からzoomのURLが送られてきた。時間になりURL先へアクセスすると、50代と思われる男性と40代だと思われる女性が画面の向こうにいた。女性の声を聞くと、昨日電話をした人だと分かった。

 就職の面接なんて久しぶりだったのでかなり緊張した。その緊張が相手にも伝わったのか、男性が「緊張してますか?」と気遣ってくれた。私が「緊張してます」と答えると、面接官は2人とも子供を見るかのような包容力のある笑顔で笑ってくれた。良い雰囲気の会社だなと思った。

 面接の内容について詳細には話せないが、志望理由や自己PR、最近見た映画の内容などを話した。途中、男性の面接官が僕の後ろにある本棚に触れ「いっぱい本ありますね〜、特に好きな小説は何ですか?」と質問した。僕が「司馬遼太郎の『国盗り物語』です」と答えると、「渋いねえ〜」と笑ってくれた。聞くところによると、この男性も司馬遼太郎が好きらしい。

 面接の結果は通過者にはすぐに連絡するとのことだった。すぐには来なかった。しばらくしてから不採用の通知が来た。

 

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kawai-no-kenbunroku.com

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ESや面接において参考にした書籍

この書籍はマスコミ塾を運営している著者が(私が体験入塾したところではない)、マスコミ業界の就職活動について書いたものである。ESの書き方、作文の書き方、面接の練習方法、マスコミ業界の特徴など、これ1冊あれば十分な内容だと思う。