川井書生の見聞録

映画評論、旅行記、週刊「人生の記録」を中心に書いています。

人生2度目の就職・転職活動③ーKADOKAWA編ー(2021年5月16日号)

 これは26歳になった神奈川県在住の男性の人生記録「2度目の就活編」。前回4年ぶりの面接を受けた僕。エンタメ企業の採用選考に相応しい穏やかな雰囲気で面接が進んだが、結果は1次面接落ち。次にES(エントリーシート)の〆切が迫ってきたのが総合エンタメ企業であるKADOKAWAだった。※人生の記録は週刊になります。毎週日曜日の19:00に投稿しようと思います!

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埼玉県所沢市にある角川武蔵野ミュージアム

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⑴ ESを久しぶりに書く

 本格的に新卒採用の準備を始めた。4年ぶりにマイナビやリクナビに登録し、企業のマイページではパスワードなどを設定した。2018年卒で就活した時とは採用活動解禁時期が異なるようで、すでにマスコミ系の新卒採用は始まっていた。

 KADOKAWAのES〆切が最も直近であった。かつては手書きで応募していたESも、2022年卒にもなるとwebページに記入すれば済む企業が増えた。KADOKAWAもweb派だった。これならわざわざ下書きしなくても済むし、誤字脱字を犯してしまっても最初から書き直さなくて済む。就活生に優しい企業だと思った。

 ES内容の詳細は語れないが、志望動機や自己PR、エンタメや時事に関する興味などを書いた。KADOKAWAは書籍だけでなく映像などにも力を入れているので、様々なエンタメについて書いた。書類選考は無事にパスした。 

⑵ 1次面接

 通過連絡とともに、適性検査受験の通知が来た。会場はwebで、僕は自前のmacで受験した。手応えはないが通過した。4年前もそうだったが、適性試験はいつも5割程度の手応えがあれば通過している気がする。

 1次面接はweb面接だった。zoomで人事の方から説明を受けると、自分と同い年くらいの若手社員との1対1の面接が行われた。面接を若手社員に任せるのは珍しいと思うし、若手社員が活躍できる企業風土に魅力を感じた。15分程度の短い面接だったが、ESを深掘りされた。個人的には友人と話す感覚で居心地が良かった。

 1次面接通過の連絡が来た。2次面接は約2週間後である。

⑶ ところざわサクラタウンに行ってみる

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角川武蔵野ミュージアム内にある本棚劇場

 1次面接を通過したので企業研究のため、ところざわサクラタウンに行ってみた。JR東所沢駅を下車すると、アニメのキャラクターたちが僕をお出迎え。道中でもマンホールにガンダムのキャラクターが描かれていたりと、アニメ好きの人間にワクワクを抱かせていた。

 サクラタウンに到着してまず目に入るのがフクロウの絵がペイントされた角川武蔵野ミュージアムである。5階構成でマンガ・ラノベ図書館、ロックミュージアムショップ、EJアニメミュージアム、そして所沢がある武蔵野の郷土史や民俗学を紹介した武蔵野ギャラリーなどがある。

 中でも特筆なのが4階のエディットタウンと本棚劇場である。これは普通の図書館のように理路整然と本が並べられているのではなく、ある本は横に、またある本は縦に並べられている本の迷宮だった。設計者は隈研吾さんで、彼らしい木を用いた空間になっている。

 本棚劇場は2020年の紅白歌合戦でYOASOBIが『夜に駆ける』を歌った舞台である。僕が行った時には角川映画の原作本などが陳列・展示されていた。もはや上にある本などは、利用者の手に取らせる気を感じない。


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 角川武蔵野ミュージアムの後は、隣にある複合施設に入った。ここにはKADOKAWAの所沢キャンパスやEJアニメホテル、カフェやレストランなどがあり、六本木ヒルズならぬ「所沢ヒルズ」のような施設だ。

 僕はここの「ラーメンWalker」でご当地ラーメンを食べた。ここは時期によって全国各地の名店が出店するテナントのようで、僕が言った時は千葉県の「魂麺」が出店していた。あっさりした味は少食な僕に丁度よく美味しかった。

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魂麺さん、食いかけの写真ですみません!

 その後は施設内にあるダ・ヴィンチストアでコンテンツ・ツーリズムに関する本を買った。KADOKAWAと所沢市が行っている地方創生事業を調べるためである(そもそもそれを調べる目的で足を運んでみたのだ)。

⑷ 2次面接

  ところざわサクラタウンに行ってから1週間後、2次面接の日がやってきた。今回もweb形式だった。今度は30代の管理職?と思われる方が面接官だった。

 まず最初に「自分が普段どのようにエンタメに関わっているか?」についてのプレゼンを5分で行った。僕はエンタメを物語論の観点から分析したり、聖地巡礼するのが好きだと語った。そしたら、その面接官が偶々ところざわサクラタウンの関係者で、所沢市とKADOKAWAによる地方創生の事業を担当していた。そこから話が盛り上がり、武蔵野の郷土史などの話をした。サクラタウンに行っておいて良かった!

 その後は、ESを掘り下げた質問が飛び、とても温かい面接で楽しい時間を過ごせた。詳細は語れないのでここまでにさせていただくが、面接を通して志望度がますます上がった。

 しかしながら、届いたのは不採用通知だった。

 

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ESや面接において参考にした書籍

 創出版のマスコミ就職読本シリーズには、出版・テレビ・広告・エンタメ業界の採用情報のみならず、採用ドキュメント、就活体験記が載っている。僕もこの本からエントリーする企業を探した。